ビジネスプロフィールが仕事を呼ぶ
インタビュー記事を書いたり、対談記事を書いたり、パンフレットなどの人物紹介を書いたりするとき、必ず必要になるのが「プロフィール」です。
しっかりとしたビジネスプロフィールを作っている経営者や専門家の方がおられる一方で、決まったプロフィールを持っていない方、一つのプロフィールを使いまわしている方、ずいぶん前に作ったプロフィールをアップデートしていない方も多いのが実情です。商品やサービスに関する情報はしっかりとアップデートするのに、自分のプロフィールはなぜか軽視されがちです。
しかし、中小企業の方や個人事業主、専門家などの方にとって、プロフィールはかなりビジネスに重要な要素だと私は考えています。実際の仕事の業務でも、私はビジネスプロフィールをかなり頻繁にチェックします。例えば、なんらかの専門記事を私が依頼された時、「間違いがあってはいけないので、その道のプロにインタビューしよう」とか、「記事をチェックしてくれる監修者を探そう」ということが、結構頻繁にあります。自分の人脈内に適当な方がいる場合はいいのですが、該当者がいない場合は、インターネットなどで、お手伝いしていただけそうなプロの方を一生懸命探します。
ホームページやSNSをチェックしながら、その方のメインのお仕事はなになのか、どういう実績があるのか、信用できそうな方か、人柄は良さそうかなどを判断します。何名かの候補の中から「この人にお願いしよう!」と選ぶのですが、プロフィールの内容が決め手であることが多いです。
プロフィールでその方の実績や強みがわかることはもちろん、時には人柄や信念までがわかったりすると、その人をもうよく知っている気になります。お会いする前から親しみが持て、信頼できるような方に、お仕事をお願いするという訳です。私のようなメディア側の需要だけでなく、ビジネスプロフィールを見てこられるお客さまも多いはずです。
そう、ビジネスプロフィールを適当に書いておくのは非常にもったいない事なのです! 決まったビジネスプロフィールがない場合は、ぜひこの機会に見直してみてください。
ビジネスプロフィールの書き方には、いくつかのコツがあります。
ビジネスプロフィールの5つのコツ
1. ビジネスプロフィールは他人目線で書く
自己紹介文のように「私は~」から始める分ではなく、ビジネスプロフィールは客観的事実を述べます。
2.ビジネスプロフィールは「だ、である」調で書く
プロフィールは「です。ます。」ではなく、「だ。である。」で書くのが一般的です。
3. ビジネスプロフィールには自分の強みを書く
どんな悩みやニーズに応えられるかを明確にしておくと、アピール度が増します
4. ビジネスプロフィールに実績や資格などを入れる
仕事に関連する資格や今までの主な実績を入れておくと、信頼性が増します
5. ビジネスプロフィールに自分のストーリーを入れる
実績面や資格であまりアピールできない場合は、なぜこの仕事をしているのかなど、説得力のあるストーリーを入れる
以上のような要素を織り込みながら、掲載する媒体などに合わせてアレンジして使用すると良いでしょう。
上記の要素で悩みがちなのが、3の自分の強みや5のストーリーです。これらは、きちんと自分のブランディングをしなくては、なかなか出てきません。しかし、ここを明確にしておかなければ、すべてにおいてビジネスのPRがしづらい上に、社員やスタッフに対する内部のブランディングもグラグラしがちです。
自分のビジネスプロフィールをつくるためには、自分をしっかりブランディングして、自分自身を知ることが大切です。
セルフブランディングは自分一人では、なかなか前に進まないことが多いのも事実。第三者から自分の思いや心の奥にあることを引き出してもらうのも一つの手です。第三者に自分の話を聴いてもらい、心の中にリーチしてしてもらうことで、自分の信念や強みに気づくこともあります。
ご友人やご家族に自分の強みや信念についてインタビューしてもらえるようにお願いするのもいいでしょう。パブリスプラスでもコンセプトを引き出して言語化するお手伝いをしていますので、必要な場合はぜひお気軽にご連絡ください。お問い合わせフォームやFACEBOOKメッセンジャー、LINEからご質問やお問い合わせをうけたまわっています。
ともあれ、しっかりしたビジネスプロフィールがある人は、自分の強みや信念がはっきりとしているということ。ビジネスのPRの土台が固まると、今後の方向性もおのずと見えてくるかもしれませんね。